水道水に含まれる微量の銅が水あかとして蓄積し、酸性のスポーツ飲料と反応して溶け出した。急性食中毒。

 大分県でやかんの水にスポーツ飲料の粉を入れて飲んだ高齢者13人が急性食中毒と断定された。やかんに付着した水あかから溶け出した銅が原因だったという。何が起きたのか。

 食中毒が起きたのは、臼杵市の高齢者デイサービス施設。県によると、7月6日午前、水道水を沸騰させ、冷ました水を使ったスポーツ飲料を77~96歳の利用者に入浴後に提供したところ、吐き気や下痢を訴えたという。連絡を受けた保健所が調査したところ、飲料から1リットルあたり200ミリグラムの銅が検出された。

 やかんはステンレス製だったが、約10年使い、水あかが付着。内部には黒く変色した部分があったという。水道水に含まれる微量の銅が水あかとして蓄積し、酸性のスポーツ飲料と反応して溶け出したとみられている。(朝日)

普通は、ステレンス製のやかんでしょう、なぜ?と考える。
10年間、水道水に含まれる微量の銅が水あかとして蓄積、それが今回酸性のスポーツ飲料と反応して溶け出した、との説明。
世の中にはまだ知らないことが多い。