下書き うつ病勉強会#165 腸内フローラと睡眠とストレス Brain-Gut Microbiome System (BGM)

腸内フローラと脳と人種差別の話。腸内フローラと脳機能の関係を調べていたら、人種差別まで巻き込んでいて、不思議だ。著者はWangさんとかZhangさんとか。

Brain-Gut Microbiome System (BGM)

昔はストレスを主に視床下部-下垂体-副腎 (HPA) 軸で考察していた。

最近の研究で、神経画像研究によれば、人種差別が脳の回路を再配線し、ストレスネットワークの調節不全を引き起こすことが分かった。腸内フローラの研究から、脳・腸マイクロバイオーム(BGM)と脳は双方向のシグナル伝達をしているらしい。

ヤクルトやカルピスなどの健康補助食品で、乳酸菌やビフィズス菌が睡眠やストレスに効くとの話も、この方向での話のようだ。

つまり、腸内フローラを整えることで、腸のあたりのセロトニン調整に変化が生じ、そのことで、脳内のセロトニン調整に影響が出て、睡眠やストレスが改善されることもある、というように、セロトニンを介しているとのメーカーの説明がネットには出ていた。セロトニンだけで説明するのは無理があると思うけれども、とりあえず分かりやすく説明するには簡単にセロトニン説を採用するということなのだろう。