下書き うつ病勉強会#98 新型コロナの後遺症とうつ病

新型コロナの後遺症とうつ病
厚労省のサイトなどで、新型コロナ感染症における代表的な罹患後症状は、疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下があり、現時点の調査研究では、罹患後症状の多くは、時間経過とともに症状が改善することが多いとされています。と書いてある。

新型コロナのワクチン接種後の不調も、いろいろある。
新型コロナ感染症後遺症も新型コロナワクチン後のいろいろなことも、うつ病と似ているところがある。
最近はうつ病は一応は非感染性の疾患だけれども、脳由来神経栄養因子BDNFとかサイトカインだとかが調べられていて、変化が報告されている。そのあたりから考えると、神経細胞のレベルで何か変化が起こっているのではないかとも考えられる。
最初の変化が何かは分からないが、変化の途中の過程はいろいろ報告されている。
新型コロナの後遺症とうつ病がある程度似ていることは、こうした、BDNFとかサイトカインだとかの話とはよくつながり、納得できる。
しかしそうした流れのことが、旧来の内因性うつ病とつながっているとも思えない。うつ症状と一括しているが、別のものなのだろう。このあたりを区別して考えていきたい。