家庭内監視体制

地球環境にやさしくと考えた場合、台所でなべや皿をいつもいつもぴかぴかにするのは良くない。
食器用洗剤などはなるべく使わないほうがいい。
一人暮らしなら、そのあたりの調整は簡単にできる。
どうせまた自分が食べるのだから、洗剤を使ってぴかぴかにする必要はない。
水をかけてスポンジでごしごしと機械的に汚れを落とすだけで十分だ。

しかし一般家庭ではそれができない。
家事を怠けていると思われるからだろう。
また、家庭の主婦が、一部の家族を不潔だと思っていて、その人の汚れが付いた食器などは我慢できないということもあるだろう。

洗濯物でも同じ。私のものとあの人のものと、同じ回の洗濯機に入れないでほしいとの話もよくある。

掃除も同じ。よほど不潔でなければ、それほどまめに掃除をする必要はない。
無駄だと分かっていても、それでもしなければならないのは、一部の家族から指摘されるからだ。

うるさい家族がいなければ家事労働は相当削減できるはずだ。
掃除とか台所の洗い物でそれができないのは、監視の目があるからだ。
監視されていると嫌いになるから、洗濯物は別にする。
経済的に余裕があれば別居したいが、家のローンと教育費でぎりぎりになるようにできくているので、簡単ではない。

うちの嫁さん、きれい好きで、疲れるでしょう、店頭でいいんですよ、なんて言いながら、目は監視を緩めていない。なかなか恐ろしい。

家庭内監視体制が緩和されれば地球にやさしく、洗剤も電気代も削減できる。