「NCIS」による洗脳

アメリカドラマ「NCIS」を少しずつ見ていて、いまシーズン10。
どうと言って深刻なこともなく、字幕ではなく吹き替えの方を見ているので負担も少ない。
見続けているうちに、国家、海軍、仲間への「忠誠」がとてつもなく価値あるものに思えてきて、
国家や軍隊の無謬性を自然に前提していることが分かる。
例えば、日本の高校野球の甲子園大会を無批判に賛美するのと同じことが起こっている。
感化と言ってもいいし、洗脳と言ってもいい。
普通の警察ものなら、何が正義かは、自然な前提があることが多い。
しかし、国家や軍隊が、何をしているのか、兵隊はその歯車として、何をしているのか、
そのあたりを考える材料も必要なのだと思う。