韓国映画「白夜行」

日本版ドラマは見ていた。いいドラマだった。
原作は読んでいない。
今回は韓国映画で見た。良かった。話はわかりやすくはなかった。短かったのもあるし。
しかしドラマ版が頭の中にあったので、補うには十分だった。
女優が演じていた、恐ろしい微笑みを、役者としてどう表現するか、成功していたか。
ハードボイルドな世界。
泣き崩れて立ち止まってしまうのではない。逆である。
自分の命を救ってくれた愛する男、自分にとっての光の全てである男、
自分の世界で意味の全てである男が、
目の前で無残に無意味に死のうとしている、
そのときに、私は知らないと言い放ち、立ち去ることができる。
それがもともとの約束だったしもともとの目的だった。
だからそうする。それが愛の形であり、愛の完成である。