品川区大井町はしご酒でコロナ

都内で新たにクラスターも発生していますが、そのひとつが、品川区東大井5丁目です。28日、品川区の職員らが飲食店を個別訪問しました。この地域は約200軒の飲食店が密集していて、これまでに4つの店舗で6人の感染が確認されています。そのため品川区は“地域クラスター”が起きたと判断しました。

感染が確認された飲食店をA・B・C・Dとします。飲み屋街なので、いわゆる居酒屋を想像してください。

最初に感染が判明したのは、Bの店を訪れた客でした。その後、Bの店主の感染が判明しました。 さらに調べていくと、Bの店の常連だったAの店主や、Aを訪れた客の陽性が次々と判明します。

これだけではなく、最初に分かった客が以前行ったことがあるCの店主、同じエリアにあるDの店主の感染も判明しました。

東大井5丁目はそれぞれの店同士の距離も近く、10人で満員になるような狭い店も多いです。そのため、密になる環境ではあります。

品川区の担当者に聞くと、このエリアはいわゆる“はしご酒”をする人も多く、常連客と店主が流動的です。よって、一般的な個別の店のクラスターには該当しないけれど、“地域クラスター”として判断した、ということです。

人が動くとウイルスも動きます。行く人も迎える人も共に万全の感染対策をとって、無症状の人がうつすというコロナの特徴を理解し、誰かにうつしてしまうのかもしれないという気持ちを常に持ちたいものです。

2020年7月28日放送 news every.「ナゼナニっ?」より

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東京 品川区 飲食店の従業員や客6人がコロナ感染 クラスター
2020年7月27日 19時25分

東京 品川区は、区内にある複数の飲食店の従業員と客の合わせて6人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、この地域で感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

感染が確認されたのは、品川区東大井5丁目にある4つの飲食店の従業員や客の合わせて6人です。

区によりますと、今月17日にこの地域の店を利用した客1人の感染が確認され、その後この客が利用した3つの店と、同じ地域にある別の店の合わせて4つの店舗で、従業員や客、合わせて5人の感染が相次いで確認されたということです。

この地域にはおよそ200軒の飲食店があり、店が小さく客どうしの距離が近い店が多いうえ、1日で複数の店に立ち寄る客も少なくないことから、区ではこの地域で感染者の集団=クラスターが発生したと判断したということです。

区では今後濃厚接触者の調査を進めるとともに、28日からこの地域にある飲食店を保健所の職員が個別訪問して、注意喚起や感染予防の具体的な対策をとるよう呼びかけることにしています。
NHK
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東京・大井町で“はしご酒クラスター”か 店主4人&客2人感染…増える可能性も

東京都品川区の飲食店街で、店主と客の計6人が新型コロナウイルスに感染したことが28日までに明らかになった。複数の店を訪れる「はしご酒」によって感染が広がった可能性がある。区は「地域クラスター」が発生したとみて28日、周辺の店を個別に訪問して注意を呼び掛けた。
 区によると17日以降、大井町駅の東に位置する東大井5丁目の飲食店街で、店主4人と客2人の計6人の感染が相次いで確認された。最初に陽性が確認された客1人は発症前の数日間で付近の10店以上を利用し、店主4人は利用客としてお互いの店を行き来していた。

 厚生労働省によると、クラスター(感染者の集団)の目安は「特定の1カ所で5人以上の感染者が発生すること」。今回のケースで5人以上の感染者が確認された店はないが、区は地域全体でクラスターが発生したとみなしている。

 区の職員は28日午後、周辺の約200店舗を訪れて、換気など感染防止対策の徹底を求めた。今後、さらに感染者が増える可能性もあり、濃厚接触者を特定して検査を受けるよう呼び掛けている。

 辺りは複数の飲食店街があり、居酒屋やラーメン店、スナックなどが密集。中には約1000平方メートルに50店以上がひしめく一角もあり、近隣住民によると「間口が狭く、10人も入れば密となりそうな店が並んでいる。一日で何店か立ち寄る客も多い」という。クラスター発生を受け、この日は「感染拡大のため、しばらく休ませていただきます」と貼り紙して休む店も見られた。人数制限をしたり来店歴のない客に利用を控えるよう求める貼り紙をする店もあった。

 近年の「せんべろブーム」で、各地で昭和のたたずまいを残す飲食店街が注目されている。安価で飲めるため、複数の店を回って街の雰囲気を楽しめると人気だ。だが、感染が広がりやすいスタイルでもあり、利用者は細心の注意が求められる。
スポニチ
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品川区内飲食店街で新型コロナウイルスクラスター発生
更新日:2020年7月27日

品川区は7月23(木)、東大井5丁目の複数の飲食店において、店舗関係者と客が新型コロナウイルスに感染し、クラスターが発生したことを確認した。

7月17日(金)、 東大井5丁目にある複数の飲食店を利用していた利用客1人がPCR検査の結果、新型コロナウイルス陽性と判明。接触のあった店主等が順次検査を受け、19日(日)から23日(木)にかけて複数の店舗関係者と客5人の陽性が判明した。

あわせて6人の陽性患者を把握したため、品川区は当該地域においてクラスターが発生したと判断した。

今回のクラスター発生に対応し、7月28日(火)から当該店舗がある地域の飲食店、約200軒に対し、保健所職員による個別訪問を行い、新型コロナウイルス感染予防の注意喚起、具体的対策の呼びかけを行う。
品川区広報

ーーーーーおまけ
足立区ではまた、フィリピンパブのクラスターが発生した。足立区では今月20日に近隣のフィリピンパブ2店舗で客・従業員など22人の感染が確認されている。保健所は客が複数店舗を利用したことで感染が広がっている可能性があるとしている。軽症者の宿泊療養施設では次々と入所者が増えている。
日本テレビ