米株は相変わらず強引に上げ

日経ダブルの売りが多い
日経ダブルインバースの買いが多い
いまくらいがいったんのピークと見て、短期的に下げに転ずる局面と見ているらしい
一方、米株は相変わらず強引に上げ続けている
いまは米株のほうがよさそう

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 ワクチン開発を巡るニュースで世界的なリスクオンの流れとなっており、日本株もそれに沿った動きとなっている。ワクチン治療薬で前向きな話が出て、景気回復期待の高まりから米国市場で景気敏感セクターが買われ日本株の追い風となった。日経平均は世界的な新型コロナの感染拡大を受けて急落した2月下旬の水準をほぼ取り戻し、目標達成感も誘いやすい環境。戻り売りが警戒される中で、上値を試すには市場エネルギーの増加が不可欠となる。個別では中小型株物色が続いた。マザーズ指数は1,156PTと連日の高値更新となり、2018年6月以来2年2か月ぶりの水準に上昇した。成長株が多く上場しているマザーズ銘柄が物色されやすい状況となっている。
 日銀ETF買いの動向が注目される。日銀の買いは引き続き相場の支えになるとみられるが、
日銀は2020年3月、ETFの購入を年間6兆円から当面の間、年間12兆円に引き上げた。1月からの累計買い入れ額は5兆7,000億円。このうち8月は5日に1,003憶円、18日は803憶円にとどまっているが日銀の「温存スタンス」が感じられる。年内米大統領選挙や新型コロナ感染拡大による実体経済への影響を鑑みると株価波乱も想定される。残り6兆3,000億円の余力があるが株価が下げてきた時に日銀のETF買いが入らないと、下落が加速する可能性も懸念される。