ワクチン格差

新型コロナワクチンの多くは2回接種を前提としている。デューク大によると、米国が12億1000万回、日本が3億1400万回、英国が4億700万回など、先進国が軒並み全国民をカバーできるワクチンを確保した。豊かな先進国は欧米の大手製薬会社に対してワクチン開発段階から資金を援助するなどして、早い段階からがむしゃらにワクチンの予約を取り付けた。その結果、途上国が現在も確保に四苦八苦する一方で、カナダが必要量の5倍以上、米英やEU、オーストラリアなども2倍以上を確保する「ワクチン格差」が鮮明になっている。