遺伝子伝達が子孫に与える影響

婚姻による遺伝子伝達が子孫に与える影響を考える。
昔は、女性の知能よりも家の財産が優先されて、婚姻の要素になった部分がある。
いまでも一部の政治家の家系図などを見ると、主に財産と人脈の維持拡大が目的と見えるところもある。
その場合は、女性の遺伝子よりも、家の財産や地位のほうが主要な選択因となる。
いろいろな遺伝子が交わることになる。
たいていはお手伝いさんの遺伝子が混じったり、運転手さんや警備職員の遺伝子が混じったりする。
どこの家にも、似ていない兄弟がいるものだ。
すると、3代か4代くらい経過すると、家は没落するようにできているようだ。

ところが最近のように(少子化の結果でもあり原因でもあるが)、
女性の学習意欲が高まり、大学や大学院で勉強する女性が増加すると、
丁度その頃が性的成熟の時期と重なるので、自然な傾向として、同じくらいのレベルの大学や大学院での婚姻が増えると思われる。
そうすると遺伝子は確実に受け継がれるので、3代か4代経過すると、高知能一族と低知能一族は交わらないまま固定化することになりそうである。
このあたりが、社会階層の固定化を一層推進しているものと考えられる。