体制内アウトサイダーと体制外アウトサイダー

アウトサイダーにも二種類があって、インサイダーにとって必要なアウトサイダーと、邪魔なアウトサイダーがある。
必要なアウトサイダーは、自由な議論が行われているアリバイを残すため、また、インサイダーの勝利を演出するための、実質的にインサイダーと手を握っている人たち。プロレスの悪役のようなもので、インサイダーの正しさを証明するための役回り。アウトサイダーとはいいながら、実際はインサイダーである人たち。体制内でアウトサイダーを演じる人たち。
一方、邪魔なアウトサイダーは本当のアウトサイダーであり、社会的には不遇である。この人たちの中には何かの機会にインサイダーに取り込まれた結果、出世して名声も高まり収入にも恵まれる人もいる。