バッハにより「普遍的な真理」に導かれる

バッハを聴くに際しては、キリスト教、聖書、教会、ドイツ語、音楽(対位法とか通奏低音とか舞曲の様式とか)についての理解が足りなくても特に支障にはならない。知っていてもいいが、むしろ何も知らないほうがいい面もある。バッハを聞いて感動したからキリスト教に向かうという必要もない。別の何かに向かってもよい。キリスト教信仰を超えた、「普遍的な真理」に、バッハにより導かれるとしたら素晴らしいではないか。
聴いたときに何か特有の気分になって、それが自分にとってプラスの経験なら、それでいい。