自責

「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。」
中島「山月記」
いや、山月記の肝はそういうことではないと思う。これは自責の言葉であって、それだけだ。
チャレンジする人は必要だ、しかし敗残は悲しすぎる。しかしそれでもチャレンジする人が必要だ。チャレンジすべきだという若い心に忠実であることが人生の価値である。