映画やドラマを見ていると脳が暇になるせいで昔のことがフラッシュバックしたりする。
そしてたいていは後悔の念にさいなまれる。
幼少期、青年期、壮年期、老年期と様々な場面があり、
それぞれの自分は十分思うとおりに生きてきたと思うけれども、
それぞれの場面で、環境が変わり、成長もし、価値観が変化してきたことが、
後悔の原因になっていると思う。
幼少期は親と周囲の影響のままであったし、
青年期は、経験がないままに、書物などの影響が大きかった、
壮年期になると自分の経験から考えるようになったし、
老年期になって、それらを通観して感じることができるようになった。
時代の変化が大きかったというのも確かで、
映画などを見ると、自動車を乗り回して筋肉の拡張をして、
スマホとpcを活用して、脳の拡張をしている、
そのように環境が変わった。
また、個人としても、生きる領域が変化したので、それに伴って価値観も変化して、
昔の価値観と齟齬が生じることも多くなった。
江戸時代のように、祖父世代や父世代と同じ生活が続くのであれば、
ひとつの価値観で生きられたのだろうと思う。
多分それで円満で満足だっただろう。
しかし、社会全体としても変化し、自分だけのことを考えても、生きる領域が変化したことで、
違う価値観を生きなければならなくなっている。
ま、そんなもんだろう。