演技を考えてみると、
たとえばある感情を表現するとして、心のなかで追体験して、こころからそのような感情に浸り、
その結果として、感情表現する方法がある
悲しみを表現するとして、心のなかで悲しみの体験を作り出し、その結果として、涙が出るのでもいいし、叫ぶのでもいいし、自然に出るものを大切にする方法
もう一つは、こんな風に泣くとか、こんなふうに叫ぶとか、顔の筋肉とか、背中の筋肉とか、唇の具合とか、まぶたの筋肉の具合とか、いろいろ意識として試して、どのような効果があるのか研究して、演技する方法がある
実際には両方で成立するのだろうが、自分にとって自然な悲しみ方が、演技としてはだめだと言われたら、大変悲しいだろうと思う
自分のような悲しみ方もあるが、演技としては必要とされないのだと割り切るしかない
嘘泣き というのもある
これは心のなかでは泣いていない例だろう
恋愛中の背中
結婚直後の背中
離婚後の背中
を表現して、演じ分けるというのだから、興味深い