日高くしてなお起くるにものうし

日高くしてなお起くるにものうし、というフレーズが浮かび、原典を思い出せなかった。ネットで検索したら白居易だった。

草堂の東壁に題す<白居易>

日高く睡り足りて 猶起くるに慵し

小閣衾を重ねて 寒を怕れず

遺愛寺の鐘は 枕を攲てて聽き

香爐峰の雪は 簾を撥げて看る

匡廬は便ち是 名を逃るるの地

司馬は仍 老を送るの官と爲す

心泰かに身寧きは 是歸する處

故郷何ぞ獨り 長安にのみ在らんや

これが枕草子に引用されていて有名。

白居易が左遷されて草庵に落ち着き書きつけたもの。