民主主義も腐る、資本主義も、社会主義も、共産主義も、軍政も、一党独裁も、カリスマ独裁も、すべて腐る。

民主主義も腐る、資本主義も、社会主義も、共産主義も、軍政も、一党独裁も、カリスマ独裁も、すべて腐る。制度があればそれを悪用したり、隙間をかいくぐったり、人間と人間のなれ合いで物事が進行する。情けない話であるがそれが現実である。身内だから便宜をはかれという。私的利益最大化が権力者の仕事だと思っている。規制緩和とか自由化とか、悪人には好機である。
最低限の形式的民主主義さえ守らない。また形式的法治主義さえ、もう守るふりも見せない。公文書も捨てる。
人間が原始的心性を残す人間である限り、腐る。
腐らない制度設計をしようとしても、あちこちから全体に腐る。

一時的にクリーンにして、無菌室で操作して、その後も無菌室から出なければ、理論の通りに可能なのかもしれない。
戦後民主主義実施の短い期間はそのような可能性もあったのだろう。
しかし菌は空中に漂い、落下し、全てのものを腐らせてしまう。

もともと腐ることを予定しての制度設計をする?その考え自体がすでに腐っている。
しかしそうしたほうが比較的に腐敗は少ないのかもしれない。
きちんとする人はここまでだよ、中には腐敗する人もいるだろうけれども、最大限腐敗したとしてもここまでだよと限界を設定してやる。