下書き うつ病・勉強会#28 MADセオリー#7

【基礎第七回】

bipolarⅠはM成分がM多であるのに対して、

bipolarⅡはM成分がそれよりも小さいM中となります。

Aは多中いずれもあります。Dは多です。

それに対応して、

bipolarⅠは症状としては躁状態とうつ状態を、

bipolarⅡは軽躁状態とうつ状態を呈するわけです。

つまり、このモデルによれば、純粋マニーなどというものは考えにくく、必ず、

A成分とD成分の影響を受けて、症状が修飾されているのです。

純粋マニーはM多A少D少となるはずですが、

人間の脳を構成する神経細胞は大部分がDの性質を持っているはずだと

わたしは思っていますので、

少なくとも、MaD程度になるはずだと思います。

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大雑把に言えば、M成分の多い人が、熱中して頑張りすぎると、

M成分がくり返し刺激を受けて機能ダウンに至り、、

つまり疲れ果てて、M多→M少 に変化します。

このときうつ状態になります。そのときM少A大D多またはM少A中D多またはM少A少D多です。

これは執着性格の観察とよく合います。

A成分の多い人は、問題集を端っこから順番に片付けるような事を始めます。

これも頑張りすぎるとA成分が機能停止してしまいます。それが疲れ果てる感覚です。

結果としてうつ状態になります。そのときM少A少D多です。

これはメランコリー親和型の観察とよく合います。

疲れ果てると言っても執着性格とメランコリー親和型では、それぞれ中心が

M多→M少 と A多→A少 というように

内容が少し異なっているわけです。でも、最終的なうつの状態としてはM少A少D多となります。

うつ成分であるDはMやAとは違います。Dはいつでも多くあります。

Dはもともと一、二回で休止する細胞群ですので、休止することが本来のあり方なのです。

MとAが活動してダウンしたとき、必然的にうつになるわけです。(つづく)