うつ病をエネルギーの欠如と考えるとして、その実態はなんだろうか。
昔フロイトはリビドーと名付けたわけだけれど、何かの精神的エネルギーだ。
これを神経細胞のエネルギーと言い換えれば、細胞のエネルギー系はミトコンドリアとATPとかそんな話になるのかもしれない。
しかし、夫が交通事故にあって死んだからと言って、脳神経細胞のミトコンドリアの働きに変化が起こるものなのか、なにか距離が遠すぎる感じがする。
説明としては、寝不足が続き、ミトコンドリアの働きにも異変が生じ、結果としてエネルギー不足になるというのは考えられるかもしれない。
ミトコンドリアが怪しいとすれば、それは母親由来なので、母系でうつ病を追跡できることになるが、今のところそうでもない。
また、躁病について、ミトコンドリアの過活動だというのもおかしな話だ。
ミトコンドリアも過活動にされるかもしれないが、それは何かにひきずられてのことだろうと思われる。