ウクライナと台湾の相似性

ウクライナの戦争では、アメリカが兵器を提供し、イギリスがウクライナの軍人を訓練し、ドイツはアメリカ・NATOの意向を拒否できず、ウクライナへの軍事支援を増やし、軍事予算を1%から1.5%に増やす。各国はウクライナからの移民を受け入れている。

国連によると、同国ではすでに1000万人以上が侵攻のために自宅を離れたとみられている。
近隣諸国へ避難した420万人のほか、戦乱の続くウクライナ国内で、さらに650万人が避難生活を送っているという。(BBC)

アメリカがどの程度攻撃力のある兵器を供給するかで戦況はコントロールされているとのことだ。アメリカとしては、ウクライナがすぐに負けないように、でも勝ちすぎてロシアが核兵器使用を考えないように、なるべく双方の戦力均衡を保ち、長引かせて消耗戦に持っていきたいと言われている。

しかし長引いているうちにドイツ始めヨーロッパ各国のエネルギー事情は悪化している。ガソリン価格の高騰やガスの高騰を嘆いていた。アメリカとしても原油価格が上昇、バイデン大統領が中東を訪問して交渉しようとしたが、失敗。

人権監察官リュドミラ・デニソワの捏造と解任などという事件もあった。ロシア兵による戦争犯罪を根拠なく捏造した疑惑。

アメリカが長期にわたりウクライナにひそかに干渉し、戦争に突入。アメリカが兵器を提供し、ウクライナとロシアが戦い、両国の軍人が死に、人間の盾作戦をとるウクライナの側では市民が死ぬ。長引くようにコントロールされているので苦しみは続く。結果として誰が儲かるのか、短期的な意見や長期的な意見などいろいろな見立てがある。バイデンの息子のウクライナでの利権なども話に出てくる。軍事産業の利益、軍事的覇権、金融領域での覇権、グローバリズムの是非・そのコスト。

台湾をめぐる問題で、アメリカは中国に対する挑発を続けている。アメリカにとってウクライナ戦争よりも一層無理な構図だと思われるが、いままでもどんな無理も通してきたアメリカであるから、多分容易なことでは止まらないのだろう。そのために日本では、安保法制、秘密保護法、集団的自衛権と進んで、憲法まで変えようという話。
カルト宗教の政治浸食は日本の国民の利益を大きく損なっていたことが明るみに出た。台湾をめぐる問題で日本国民が涙を流すことがないようにと願うが、政府は国民を悲しませる選択を着々と進めている。
ウクライナと台湾の相似性が気になるが、沖縄もまた一種の相似であるとも見える。