始まっている未来 新しい経済学は可能か 宇沢弘文 内橋克人 岩波書店2009年 2021年第14刷

始まっている未来 新しい経済学は可能か 宇沢弘文 内橋克人 岩波書店2009年 2021年第14刷経済学者とジャーナリストが対談して、それを出版社の社員が文章にまとめたもの。非常に読みやすく、現代日本語としてお手本となる … Read more 始まっている未来 新しい経済学は可能か 宇沢弘文 内橋克人 岩波書店2009年 2021年第14刷


「ヒロシマ・ノート」大江健三郎、岩波新書F27、1965年

「ヒロシマ・ノート」大江健三郎、岩波新書F27、1965年。沖縄ノート(1970年)に比較すると、文学者としての熱意がこもった文章と言うよりも、新聞記事の文章にやや近い。読みやすく、意味の区切りごとに脳に格納されて、意味 … Read more 「ヒロシマ・ノート」大江健三郎、岩波新書F27、1965年


日本を民主主義国家としてみていないアメリカ

安保法制、特定秘密保護法、集団的自衛権、そのあたりの話で出てきているのは、アメリカは戦後すぐには、日本を民主主義の実験として考えていた、しかし冷戦下で方針を変更、現在では、昔の韓国の朴正熙政権のように、独裁でも非民主的で … Read more 日本を民主主義国家としてみていないアメリカ


ウクライナ戦と沖縄戦と台湾情勢

ウクライナでの戦争の報道に接し、ウクライナの人々のインタビューを聞いてみると、家族としては悲しい、でもロシアは許せないので勝つまで戦うとか、だいたいそんな話が多い。情報の中には、ウクライナ軍を構成するのは、ウクライナ正規 … Read more ウクライナ戦と沖縄戦と台湾情勢


「沖縄ノート」大江健三郎。岩波新書F28。1970年。

「沖縄ノート」大江健三郎。岩波新書F28。1970年。日本語の質としては大いに異質。これが筆者の看板でもある。小説ではこの流儀が多く、エッセイではやや少なく、講演会記録ではさらに少なくなる。すらすら読み流されてしまうのは … Read more 「沖縄ノート」大江健三郎。岩波新書F28。1970年。


「彼岸過迄」岩波書店漱石全集第十巻1979年第4刷

「彼岸過迄」岩波書店漱石全集第十巻1979年第4刷。850円。明治になって西洋文明を受容し消化吸収してゆくにあたり、大和言葉でもない、漢文調でもない、論理をくっきりと辿ることができて、心理の描写も充分にできる、入れ物とし … Read more 「彼岸過迄」岩波書店漱石全集第十巻1979年第4刷


「それから」夏目漱石。岩波書店漱石全集第8巻。1979年第7刷。

「それから」夏目漱石。岩波書店漱石全集第8巻。1979年第7刷。850円とある。文庫本よりも少しだけ縦長の、布張り、オレンジ色の背景に古い漢字が書かれている。全35巻の中の一冊。朗読して心地よい日本語だろう。短くてきびき … Read more 「それから」夏目漱石。岩波書店漱石全集第8巻。1979年第7刷。


岩波新書黄色版206、「ピープス氏の秘められた日記」臼田昭

岩波新書黄色版206、「ピープス氏の秘められた日記」臼田昭。17世紀イギリス紳士の生活。1983年の第5刷。たいへん懐かしい本。徹底的に俗物で、美文もなく生活や人生についての洞察もなく、いったいなぜこのようなものを書き残 … Read more 岩波新書黄色版206、「ピープス氏の秘められた日記」臼田昭


岩波新書新赤340『日本語の起源 新版』大野晋1994

岩波新書新赤340『日本語の起源 新版』大野晋1994。日本語とタミル語の比較から、日本語の起源について論じている。しかし大野のこの論考については批判も多く、学説としては定着していない。大野は後に日本語はクレオールタミル … Read more 岩波新書新赤340『日本語の起源 新版』大野晋1994


濁音ではじまる漢語の上には一般には御をつけない。岩波新書赤版596『日本語練習帳』大野晋1999。

岩波新書赤版596『日本語練習帳』大野晋1999。尊敬語を作る時に、漢語に御(ご)をつける方法がある。この時、心配、研究、依頼などは御心配、御研究、御依頼などとできるが、前進、図示、護衛、読破などについては御をつけない。 … Read more 濁音ではじまる漢語の上には一般には御をつけない。岩波新書赤版596『日本語練習帳』大野晋1999。