6類型の中で、忠誠、権威、神聖については、近いものだと思われる。
ジョナサン・ハイトによれば、道徳基盤はひとつではない。六つに類型化できる。「ケア」「公正」「忠誠」「権威」「神聖」「自由」の六つの類型である。米国の左派(リベラル)を信奉する人は、3つ(ケア、公正、自由)の道徳を重視する … Read more 6類型の中で、忠誠、権威、神聖については、近いものだと思われる。
精神医学を中心に雑記まで含む文章
ジョナサン・ハイトによれば、道徳基盤はひとつではない。六つに類型化できる。「ケア」「公正」「忠誠」「権威」「神聖」「自由」の六つの類型である。米国の左派(リベラル)を信奉する人は、3つ(ケア、公正、自由)の道徳を重視する … Read more 6類型の中で、忠誠、権威、神聖については、近いものだと思われる。
民主主義も腐る、資本主義も、社会主義も、共産主義も、軍政も、一党独裁も、カリスマ独裁も、すべて腐る。制度があればそれを悪用したり、隙間をかいくぐったり、人間と人間のなれ合いで物事が進行する。情けない話であるがそれが現実で … Read more 民主主義も腐る、資本主義も、社会主義も、共産主義も、軍政も、一党独裁も、カリスマ独裁も、すべて腐る。
法律の条文は、行動や倫理の最低限のところを文章化したもので、実際の人間社会では、文章に書かれていない部分での決まり事や配慮が必要なのだという意見もある。法文は最低ラインだという考え。この人たちは法律に明確には書いていない … Read more 法の条文と法の趣旨と現実
マンションの郵便受けに入っていたチラシ。黒と赤で印刷されていた。裏返しにして、そこに何か水がこぼれた。すると、裏側に色がにじんでいた。赤は裏ににじんでも赤だが、黒は裏ににじむと緑色になる。たぶん、インクジェットプリントな … Read more 黒は裏ににじむと緑色
「同時代のこと ヴェトナム戦争を忘れるな」吉野源三郎、岩波新書861、1974年。昔古本屋で100円で買った本。初版本である。本の後ろに100と鉛筆で記入がある。古書店の人が書いたものだ。吉野源三郎は「君たちはどう生きる … Read more 「同時代のこと ヴェトナム戦争を忘れるな」吉野源三郎、岩波新書861、1974年。大義に殉ずるなど物語の中だけで美しい
この時代に神を信じるのはサンタクロースの実在を信じる子供のようなものだとの文章がある。「神」にも様々な意味があり、グラデーションがある。「信じる」にもグラデーションがある。なんとも意味の伝達が難しい領域である。 ただ、サ … Read more この時代に神を信じるのはサンタクロースの実在を信じる子供のようなものだ プレとトランスの錯誤
日本政府や官僚が隠ぺいしてきた事実が、アメリカの公文書公開によって明らかにされることが何度かあった。アメリカ人の、歴史の事実を、公文書によって明確に記録し、それを指定の期日が来たら公開するという態度は何に由来するのだろう … Read more アメリカの公文書公開
言語構造と精神構造フロイトは無意識を論じたのだが、その内訳としては、(1)DNAに刻まれた先天的なもの、(2)後天的な経験により刻まれたもの、(3)言語により規定されたもの、などが想定される。そのほかにも考えられるかもし … Read more 言語構造と精神構造
アウトサイダーにも二種類があって、インサイダーにとって必要なアウトサイダーと、邪魔なアウトサイダーがある。必要なアウトサイダーは、自由な議論が行われているアリバイを残すため、また、インサイダーの勝利を演出するための、実質 … Read more 体制内アウトサイダーと体制外アウトサイダー
朝日新聞で相撲の用語が日本語の日常用語として定着しているものの例を挙げて記事にしていた。調べてみると次のようなものがあった。揚げ足を取る(あげあしをとる)勇み足(いさみあし)痛み分け(痛み分け)一番(いちばん)<派 … Read more 相撲の用語が日本語の日常用語として定着しているもの
価値判断と理性と説得可能性たとえばニュートン力学の世界観では、物体の位置や速度やそれに作用する力などの前提条件を与えられれば、任意の時間での物質の状態を知ることができる。F(x)=A数学でも基本的には、前提条件を与えられ … Read more 価値判断と理性と説得可能性 F(x)=A
「へ」と「に」の使い分け西へ向かう学校に行く公園に行く土砂が町に流れ込んだ土砂が町へ流れ込んだ 「へ」は方向を表すが、到着地点ではない「に」は到着地点西に向かうよりも、西へ向かうがよい。しかしどちらでもいいだろうな。西に … Read more 「へ」と「に」の使い分け
「戦争とプロパガンダ」E.W.サイード、2001年、みすず書房、中野、早尾翻訳。サイードはエルサレムで生まれた。現在コロンビア大学英文学・比較文化教授。パレスチナ解放運動に深くコミット。アメリカ合衆国のメディアの偏向に抗 … Read more 「戦争とプロパガンダ」E.W.サイード、2001年、みすず書房、中野、早尾翻訳。
『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』ジョナサン・ハイト2014.成熟社会はなぜ右傾化するのか意思決定において直観が理性に優先されることは、プロスペクト理論の名でよく知られている。人間の古い脳 … Read more 『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』ジョナサン・ハイト2014.成熟社会はなぜ右傾化するのか
グローバル化で倫理感情は共有できない。しかし法と契約は共有できる。会社のCEOが20億円とかもらって、社員は400万円で働いている。ここのところで心の痛みを感じないだろうか。倫理感情はどうなっているんだろうと思う。創業者 … Read more グローバル化で倫理感情は共有できない。しかし法と契約は共有できる。
「ポリヴェーガル理論」は、精神生理学・行動神経学者のステファン・W・ポージェス博士によって、1994年にはじめて提唱された。ポージェス博士は、イリノイ大学精神医学科名誉教授を経て、いくつかの研究所で代表を歴任し、202 … Read more 「ポリヴェーガル理論」「多重迷走神経理論」
経済力と戦争戦争は、初めに二国間で比較し、経済力、技術力が勝っている国が、最終的に勝利する。戦争によって領土や資源を手に入れて国力を増大させることはもう無理だと思う。精神力とか戦略とかそんな時代ではないと思う。現在では国 … Read more 経済力と戦争
我々は今どのような歪んだ情報空間に生きているのか。人間は、自分の置かれた情報環境がどのように歪んでいるかを、どのようにして知ることができるだろうか。つまり、自分が妄想に侵されていないか、洗脳されていないか、プロパガンダに … Read more 我々は今どのような歪んだ情報空間に生きているのか。
『日本人の神』大野晋、2001年。日本人と日本語における、神について。古代、稲作、漢字、仏教、儒教朱子学、キリスト教のGod、Deusの輸入、それぞれの時期における神の概念の変容、拡大、旬か、などの様子。本居宣長の話など … Read more 『日本人の神』大野晋、2001年。