2023-03

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下書き うつ病・勉強会#38 進化生物学 天才と秀才

下書き うつ病・勉強会#38 進化生物学 天才と秀才進化生物学の観点から精神病を考えてみる。いわゆる「統合失調症パラドックス(schizophrenia paradox)」がある。統合失調症患者は子どもの出生率が極めて低いにもかかわらず、ど...
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下書き うつ病・勉強会#37 レジリエンスとプラセボ

下書き うつ病・勉強会#37 レジリエンスとプラセボ精神医学領域でレジリエンスは回復力を指すとともに、防御因子を広く指すとも考えられている。教育領域でのハーディネスとレジリエンスの区別はなくなり、どちらもレジリエンスと呼ばれているようである...
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下書き うつ病・勉強会#36 剛性、弾性、粘性

ストレスとかレジリエンスとかの元の意味を物理学の領域で調べてみると、こんな風です。物性物理の領域ではストレスは物質を変形させる力であり、変形しにくさが剛性(stiffness)。剛性とは逆の変形のしやすさの度合い(変形量/荷重)は柔性。弾性...
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下書き うつ病・勉強会#35 ハーディネス(hardiness)

次に、別の教育関係の論文から引用して考察します。骨折のたとえで骨の強さと弱さを考えたが、ストレスに抵抗する、へこまない精神的な強さはハーディネス(hardiness)、ストレスにへこんで負ける弱さを脆弱性、ストレスを受けた後でへこんだ部分を...
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下書き うつ病・勉強会#34 ストレス脆弱性レジリエンスモデル

ここではストレス・脆弱性・レジリエンス・モデルを説明する。まず教育領域のレジリエンスについて勉強してみる。「レジリエンス」とは、「回復力」や「弾性」「しなやかさ」「ストレス跳ね返し力」などを意味する言葉です。英語では、「resilience...
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下書き うつ病・勉強会#33 ストレス脆弱性モデル

勉強会#31でストレス脆弱性モデルについて言及した。今回はそのあたりを勉強したい。精神病の発病メカニズムについては、大きく分けて二つの考えがあった。(1)人間が通常経験する悲しみや気持ちの落ち込みの延長として考える学派があり、そこでは「A....
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蛋白質の摂取

健康のために、無理な食事制限ややみくもな運動ではなく、質のいいタンパク質を摂ることや適切な筋力トレーニングなどの運動をする必要があります。とはいっても、タンパク質を摂るために食事量が増えてしまうと摂取エネルギーが多くなってしまいます。そこで...
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牛乳を飲んで酪農家を応援しよう

牛乳を飲んで酪農家を応援してくださいと何かの番組で言っていた。そうしようと思います。農水省は酪農家が乳牛を殺処分したら1頭あたり15万円を支給バターを作れと方針を出したら、牛乳が余ったーーーーーいま、日本の酪農家が経営の危機にあるのをご存知...
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下書き うつ病・勉強会#32 経過と現在症状#3 単一精神病

経過と現在症状の項目で追加して、単一精神病論の一種を書いておく。Einheit Psychose と呼んでいるが、私が共感できる単一精神病論の概略は次のようである。精神の病にいろいろな種類があることは勿論であり、症状で分類することもできるだ...
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下書き うつ病・勉強会#31 経過と現在症状#2 SとMDIとXとY

さて、クレペリンは経過を基本にして、慢性レベルダウンを伴いやすいものは早発性痴呆で、症状は知性の領域である、循環性経過は躁うつ病に起こりやすくて症状は感情の領域である、とまとめたわけですが、現代では、躁うつ病の人も、何回も病相期を反復するう...
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下書き うつ病・勉強会#30 経過と現在症状#1歴史

ここまで書いてきて、躁うつ病と双極性障害を厳密に区別しないで使っていた。日本語の日常語としては同じで構わないだろうけれども、しかし本当は意味が違う。このあたりを調べてみよう。うつ病系統の疾患分類の歴史概観【クレペリン以前】・Kraepeli...
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下書き うつ病・勉強会#29 MADセオリー#8

【基礎第八回】ひとつのモデルとして、なるべく単純で広く説明可能なものを提示しました。しかしこう考えたからと言って治療が決定的に変わるということもないのです。MA細胞を保護して回復を待つだけ、それが治療です。現実には薬を少量使いながら、認知行...
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下書き うつ病・勉強会#28 MADセオリー#7

【基礎第七回】bipolarⅠはM成分がM多であるのに対して、bipolarⅡはM成分がそれよりも小さいM中となります。Aは多中いずれもあります。Dは多です。それに対応して、bipolarⅠは症状としては躁状態とうつ状態を、bipolarⅡ...
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下書き うつ病・勉強会#27 MADセオリー#6

【第六回】説明が一部重複しますが、復習問題と思って付き合ってください。メランコリー親和型性格のうつ病は最初の性格としてはM少A多D多になります。mADこの人が几帳面に責任感強く仕事をして、しかし年にも勝てず疲れ果てたとします。するとA成分が...
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下書き うつ病・勉強会#26 MADセオリー#5

【基礎第五回】代表的な病前性格に執着気質、メランコリー親和型性格、循環気質などがあります。執着気質は下田が提案したもので、仕事熱心、凝り性、徹底的、責任感強い、完璧主義など。メランコリー親和型性格はテレンバッハが提唱したもので、真面目、几帳...
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下書き うつ病・勉強会#25 MADセオリー#4

【基礎第四回】ここから私の説を紹介したいと思います。MADセオリーと言います。神経細胞を反復刺激したときの反応で神経細胞を特徴付けて分類し、それを基盤にして、病前性格と躁うつ病を整合的に説明します。まず、一つの神経細胞を取り出して、くり返し...
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下書き うつ病・勉強会#24 MADセオリー#3

【基礎第三回】さて実際に一個の細胞をここに持ってきて、実験することとしましょう。生体内では、たとえば次のように存在しています。近赤外微分干渉顕鏡を用いて、神経細胞を細胞内染色する手法を用いたものです。実験で使いやすいのは、イカの巨大神経です...
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下書き うつ病・勉強会#23 MADセオリー#2

【MAD基礎第二回】神経細胞には小さなものから大きなものまで、短いものから長いものまで、様々あります。体の隅々まで神経が張りめぐらされ、脳や脊髄とつながっているわけです。上が脳神経や自律神経の回路です。(付加的事項ですが、「ポリヴェーガル理...
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下書き うつ病・勉強会#22 MADセオリー#1

MADセオリー1基礎編【MADセオリー基礎第1回】高校生向けの、うつ病のお話。まったくの基礎からということにいたします。うつ病は脳の病気だということはご存知ですね。脳というのは、頭蓋骨の中にあるもので、こういうものです。脳だけを示すと、これ...
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下書き うつ病・勉強会#21 MADセオリー#0

前回まで躁状態先行仮説について説明した。ここから、そのメカニズムを説明する。神経細胞の興奮という点では、てんかんの発作、統合失調症の興奮、躁状態の興奮は共通のものとして考えることができる。興奮の結果、神経細胞機能が失われる。失われたまま回復...