人生の価値

私は教育大学付属の小学、中学、高校で教育を受け、大学に進学した。考えられる最高の教育を受けてきた。そう語る人がいたとする。子供時代の教育環境などは自分で選択できるものではない。その人が語る最高という環境についても当方は知 … Read more 人生の価値


国民の最大の権利 参政権の行使と棄権

権利の行使について現代社会の描写として、権利意識の高まりということが言われて、場合によっては、それが否定的な感情で表現されることもある。例えば、補助金とか生活保護とか手当金などを請求する権利など。しかしそうだろうか。日本 … Read more 国民の最大の権利 参政権の行使と棄権


支持母体、官僚、アメリカ、この三者を、矛盾がありながらも、ごまかしながらなんとか運営する、そのような政治

現在の日本は、民主主義の体裁をとっている、植民地制である。民主主義のシステムが出来上がっているというのは権力側のプロパガンダであって、実際は、疑似民主主義のシステムが出来上がっているだけだ。日米合同委員会や年次改革要望書 … Read more 支持母体、官僚、アメリカ、この三者を、矛盾がありながらも、ごまかしながらなんとか運営する、そのような政治


少なくとも市民の7%くらいが「大人」でないと、民主主義的システムは回らない。民主主義は市民たちに成熟を促す。

確かに短期的なスパンで見れば、中国のような独裁国家のほうが効率的に運営されているように見えます。民主主義は合意形成に時間がかかるし、作業効率が悪い。でも、長期的には民主的な国家のほうがよいものなんです。 それは、民主主義 … Read more 少なくとも市民の7%くらいが「大人」でないと、民主主義的システムは回らない。民主主義は市民たちに成熟を促す。


『人生の習慣』大江健三郎。岩波書店1992年。

『人生の習慣』大江健三郎。岩波書店1992年。懐かしい文章だ。30年経つ。信仰を持たない者の祈り・・この講演はテレビで放映され、ビデオもある。ポストモダンの前、われわれはモダンだったのか?なぜフランクフルトに来たか?小説 … Read more 『人生の習慣』大江健三郎。岩波書店1992年。


『短編小説礼賛』阿部昭、1986年岩波新書。

『短編小説礼賛』阿部昭、1986年岩波新書。・ルナール、チェーホフ、マンスフィールドを多く引用しそれらについて言及している。・「あなたがたは死んではいない、愛する人たちよ。すべては記憶されています。」マンスフィールド。・ … Read more 『短編小説礼賛』阿部昭、1986年岩波新書。


翻訳の原則。SVOをなるべく発想の順序のまま、日本語に変換する。

翻訳の原則。SVOをなるべく発想の順序のまま、日本語に変換する。She goes to school,which is old.彼女の通っている学校は古い。と翻訳すれば、英語の語順の通りになる。日本語としても自然である。 … Read more 翻訳の原則。SVOをなるべく発想の順序のまま、日本語に変換する。


自分の女房を知るにはな、にんじん、何年もかかるんだ。で、それがわかったときにはもはや手遅れなんだ。

父親に連れられて散歩に出たにんじんは母の不当な仕打ちを父に訴える。だが父親は取り合わず、重い口を割っていきなり「それじゃあなにか、このわしは彼女を愛していると思うのか?」と怒ったように言う。戯曲『にんじん』では、「実際、 … Read more 自分の女房を知るにはな、にんじん、何年もかかるんだ。で、それがわかったときにはもはや手遅れなんだ。


『生き方の定義』大江健三郎、岩波書店、1985年。

『生き方の定義』大江健三郎、岩波書店、1985年。 ・decencyは大江の好きな言葉だと思うが、品格という言葉は最近ではさんざんいろいろな人が使って 、くたびれた言葉だと思う。「人間らしいやさしさ」という日本語を当てて … Read more 『生き方の定義』大江健三郎、岩波書店、1985年。


やさしさは想像力。そして想像するには相手を知る必要がある。

やさしさは想像力。そして想像するには相手を知る必要がある。つまり、相手の基礎的前提条件と論理展開を知る必要がある。 相手の状態を知るとともに、相手が何を優しさだと思っているかを推定する必要がある相手が優しさだと思うことを … Read more やさしさは想像力。そして想像するには相手を知る必要がある。


村上春樹のカタルーニャ国際賞受賞スピーチ

村上春樹のカタルーニャ国際賞受賞スピーチこの前、僕がバルセロナを訪れたのは2年前の春のことでした。サイン会を開いた時、たくさんの人が集まってくれて、一時間半かけてもサインしきれないほどでした。どうしてそんなに時間がかかっ … Read more 村上春樹のカタルーニャ国際賞受賞スピーチ